地震の基礎知識

地震の原理

地震の原理画像

 地震の原因は「地殻変動」です。

 地球は12枚の「プレート」に覆われており、このプレートが少しずつ移動し、図にあるようにAプレートがBプレートにしだいに潜り込むようになります(上図)。

 少しずつ形を変えられたBプレートはある時、元に戻ろうと急激にAプレートを押し上げようとします(下図)。この押し戻す力、押し戻される時の衝撃が「地震」となります。

 特に日本列島はこれら4枚のプレートが合わさっており、地震が多い地域とされています。

震度の定義

震度1 屋内の場合、わずかに揺れを感じる
震度2 電灯などがわずかに揺れる
震度3 棚の食器などが音を立てる
震度4 電灯などが大きく揺れ、固定されていないものが倒れる
震度5弱 棚の食器や本が落ちたり、家具が移動することがある
震度5強 棚の食器や本の多くが落ちたり、タンスなどが倒れることがある
震度6弱 耐震性の低い木造家屋では倒壊のおそれがある
震度6強 耐震性の低い木造家屋では多くが倒壊し、耐震性の高い建物でも壁や柱が破損する
震度7 耐震性の高い建物でも傾いたり、破損したりする

気象庁震度階級関連解説表より

 震度は「気象庁震度階級関連解説表」により、人間、屋内の状況、屋外の状況、木造建物、ライフラインなどを発生する震度別に定義されています。

 同じ震度であっても、家の構造などにより被害はそれぞれ異なります。

気象庁ホームページではさらに詳しい情報がごらんいただけます。

気象庁ホームページ
http://www.jma.go.jp/

震度とマグニチュードの違い
地震とマグニチュードの違い

 震度は地震動の強さの程度を表すもので、観測地点によって震度は異なります。
 一方、マグニチュードは地震で発生したエネルギーの大きさを表すものです。

 地震そのものの規模を知る数値としてマグニチュード、各地点の地震の大きさを知るためには震度を調べると良いでしょう。

 マグニチュードは様々な算出方法がありますが、一般的に数値が1増えれば単純にエネルギーが2倍になるのではなく、約32倍になるとされています。数値が2増えるとそのエネルギーは約1000倍になると言われています。